2021年03月13日
コラム
【循環器コラム】胸の症状(心臓の症状)
胸の圧迫感 動悸(ドキドキする) 胸が痛い 胸の違和感がある、血圧を測定するとエラー表示がよく出る 浮腫が急にひどくなった、脈を測ると脈の間隔にバラツキがあるなど 自覚症状があったり、自覚症状はあまりないけど気になることがある場合は、心臓の検査をした方がいいかもしれません 。
心臓の検査をしたい、何科にかかったらいいの?
身体の血流の循環に関わっている心臓と血管は循環器科になります。
血圧は心臓を反映していますので、高血圧の血圧コントロールが安定しない時は循環器内科を専門としている先生に相談した方がいい場合もあります。
心臓の病気ってどんなものがあるの?
虚血性心疾患(狭心症 心筋梗塞)
心臓の周りには心臓のための栄養血管(冠動脈)があります。
その冠動脈が動脈硬化などにより細くなってしまい、心臓が酸欠になってしまう病気を虚血性心疾患(狭心症と心筋梗塞)といいます。
不整脈
心臓は電気信号の伝達で動いています。その電気信号の不具合が不整脈です 不整脈も沢山の種類があります。
弁膜症
心臓の内部には4つの部屋があり、その各々の部屋をから出た血液が戻って来ないようする弁が4つ(大動脈弁 僧帽弁 三尖弁 肺動脈弁)あります、その弁の病気を弁膜症といいます。
先天性心疾患
生まれつきの心臓疾患(先天性心疾患)を先天性心疾患といいます。
生まれる前から見つかることも多く、子供の時の内科検診などで見つかるときもあります。
その他の心臓と血管の疾患
心筋炎 心筋症 解離性大動脈瘤 アミロイドーシス、サルコイドーシス などなど・・・
成人の胸の症状は、生活習慣病などによるもので虚血性心疾患が大半を占めています。また加齢などにもより弁膜症も増えています。
次回から今までお話した心臓の病気の検査(特に心エコー)について説明していきます。
文責 副院長 相良 耕一