ご挨拶
在宅医療とは、毎月の「定期往診」と急病時の臨時往診が組み合わさった制度です。「定期往診」により毎月定期的に患者さんのお宅を訪問し、計画的に医学的な管理を行います。毎月の定期往診の回数は患者さんの疾患により異なりますので、担当医と相談しながら調整してまいります。また、併せて急病時にはご連絡を頂くことでいつでも臨時の往診対応も可能です。
24時間・365日の体制で責任をもって患者さんの様態を把握しますので、数か月に1度の通院よりも遥かに細やかな医療が可能となります。
さらにクリニック主体の往診と違い、入院可能な病院が行っていますので、緊急時はもちろんのこと、必要に応じて検査入院も可能です。入院中も普段の状態を一番知っている主治医が診療にあたりますので、安心して治療に専念できるのも特徴です。また、在宅療養を行う上では介護保険サービスを利用したサポートが欠かせません。日扇会第一病院では、法人内に介護支援センターや介護医療院を持ち、日常的に介護職と協働しています。その強みを生かし、地域の介護事業所と密な連携をとっています。わたしたちはこれからも、介護する方と同じ目線に立ち、介護の悩みや苦労を共に分かち合いながら、大切なご家族にご自宅での診療を提供させていただけるように努めてまいります。
院長 八辻 賢
診療までの流れ
相談窓口番号 | 03-3718-7281 |
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受付時間 | 平日 9:00~17:00 土曜 9:00~12:30 日曜・祝日は休診とさせていただいています |
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- 1. 電話相談
- 電話にてご相談ください。
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- 2. 来院相談
- 本人とご家族またはご家族の方のみで当院へご来院ください。
病状確認やその他ご希望を伺います。
急ぎの場合は電話等でも対応可能です。
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- 3. 在宅医療のご説明・ご契約
- ご自宅にお伺いすることも可能です。
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- 4. 訪問診療開始
在宅医療について
厚生労働省が定める重症度の高い疾患の方
- 月2回もしくは、病状に応じてそれ以上の定期往診を行います。
- 採血は患者さんの容態により適宜行います。
医学的に何らかの病気が存在するも、比較的病状が安定している場合
- 月2回もしくは月1回の定期往診(回数は担当医が診察の上、ご家族と相談して決定)を行います。
- 採血は3か月に1回程度を予定しています。
病状が不安定な場合
- 病状により週1回以上の診察を行います。
- 採血は適宜必要に応じて行います。
- 自宅内で管理が難しいと判断した場合、当院への入院、あるいは適切な医療機関をご紹介致します。
- 他院へ受診する際には患者さんに関する「診療情報提供書」を発行させていただきます。
往診日以外に具合が悪くなった場合、まずお電話下さい。
担当医師 | |
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理事長 | 八辻 行信 |
院長 | 八辻 賢 |
副院長 | 八辻 寛美 |
診療部長 | 朴 理絵(パク・リフェ) |
また、当院では上記の在宅医療だけでなく、介護保険適用の訪問リハビリテーションも提供しています。
当院の医師が訪問先で診療を行い、医師の判断のもとで安全に配慮したリハビリを実施しています。
在宅医療に係る実績
在宅医療患者数(令和4年5月現在) | 156名 |
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在宅医療担当医の数 | 常勤医師 4名 (非常勤で皮膚科1名) |
令和3年4月~令和4年3月までのお看取り実績 | 8名 (ご自宅看取り:5名/当院看取り:3名) |
※当院は、がん性疼痛緩和指導管理料の施設基準を届け出しています(平成28年3月現在)。
在宅医療の対象となる患者さん
- 歩行が困難で、通院が難しい方
- 自宅での療養を希望される方
- 寝たきり、またはそれに準ずる方
- 認知症が強く、通院が困難な方
- 末期がんなどで、ご自宅での療養を希望される方
- 特定の主治医をお持ちでなく介護保険でかかりつけ医を持つことを勧められている方
また、以下のような医療を受け、入院療養を続けておられる患者さんでも、ご自宅での療養が可能です。詳しくはご相談下さい。
- 経管栄養、胃ろう・腸ろうよりの栄養管理
- 中心静脈栄養法、点滴管理
- 在宅酸素療法、在宅人工呼吸療法
- 褥瘡(床ずれ)の治療
- 尿道カテーテル、膀胱ろう
- 末期がんの疼痛・点滴管理
- 筋力低下や麻痺などによるリハビリテーション
在宅医療で行える検査
治療機器の小型化に伴い、いままでは病院内でしか行えなかった検査ができるようになってきました。例えば血液検査、尿検査、各種培養検査に加え、心電図検査や超音波検査なども可能です。
レントゲンやCT、胃カメラ、大腸カメラは自宅では困難ですが、当院では専門スタッフが常駐しておりますので、速やかに検査可能です。
夜間や休日の対応
夜間・休日等に具合が悪くなった場合、在宅医療専用のお電話を用意しておりますので連絡を取ることが可能です。
普段の診療状況を踏まえた上で、状況に応じて病院への救急搬送、看護師訪問、臨時往診等の適切な対応を取らせて頂きます。
在宅医療に関わる費用について
一般の外来診療と同様、健康保険による診療です。
- ご自宅への月2回の定期往診の場合、健康保険・1割負担の方で、約7,000円前後です。
- 保険自己負担率および訪問回数により異なりますので、詳しくはお問い合わせ下さい。
身体障害者手帳などをお持ちの方は、費用負担が免除になる場合がありますので、はじめにご提示下さい。
- 月額の医療費が高額の場合、所定の自己負担額の上限金額まででご利用いただけます。
- 公費負担の助成を証明する受給者証をお持ちの方は自己負担が異なります。
詳細につきましてはお問い合わせ下さい。
訪問エリア
具体的な訪問可能エリアは下記を目安としています。(町名:50音順)
目黒区 | 大岡山、柿の木坂、五本木、下目黒、自由が丘、洗足、平町、鷹番、中央町、中目黒、 中町、中根、原町、東が丘、碑文谷、緑が丘、南、目黒、目黒本町、八雲、祐天寺 |
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世田谷区 | 奥沢、尾山台、上馬、駒沢、下馬、玉川田園調布、等々力、中町、野沢、東玉川、深沢 |
大田区 | 石川町、上池台、北千束、田園調布、中馬込、東雪谷、南千束、南雪谷 |
品川区 | 荏原、小山、小山台 |
※状況等により、上記以外であっても訪問可能な場合がございます。まずはお問い合わせ下さい。