2020年12月23日
コラム
【循環器コラム】 よく見かける不整脈(期外収縮と心房細動)
最もよく見かける不整脈は何かというと二つあります。
期外収縮、これはぽこっと飛ぶ脈で期外収縮といいます。
患者様はどういう症状で来られるかというと、脈をとっているととんだとか、ドクンとするとか、そのような訴えが多いです。まず心配する必要はありません。
もう一つが心房細動です。
これはだいたい年齢が60歳を超えたあたりから増えてくる不整脈です。最近特に増えてきています。
これだけでどうなるということはほとんどありません。多くの方はどきどきっとするとか、胸がもやもやするという訴えの方が多いです。
このような不整脈は誰にでも起こりうるものなので、心臓の機能は正常であることがほとんどでまず心配する必要はないですが何か病気が隠れているかもしれないので一度は心臓超音波などで検査したほうがよろしいと思います。
また心房細動で一番重要な事は脳梗塞の予防です。血を固まりにくくする薬が必要な患者さんもおられますのでご相談いただければと思います。
文責 副院長 相良 耕一