2020年09月11日
トピックス
【令和2年度】インフルエンザ予防接種について(予約不要)
※令和2年9月17日追記※
令和2年9月11日付で、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部から「季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い」がありました。同事務連絡の主旨を尊重し、接種時期を一部変更します。これに伴い、下記「料金」の表に、接種時期を追記しました。
詳しくはこちらを参照して下さい。
令和2年度は、10月1日からワクチン接種を開始します(予定)。
日本では、インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えますので、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。
当院の予防接種は予約不要です。外来診療時間内に、直接お越しください。
対象年齢
小学生以上の方
- 中学生以下は保護者の同伴が必要です。
- 高校生は保護者の同伴もしくは保護者の同意書が必要です。
- 当院では、小学校入学前の未就学児には接種しておりません。小児科にご相談下さい。
ワクチン接種回数
-
- 13歳以上の方:1回接種
- 13歳未満の方:2回接種
- 13歳以上の方は1回接種を原則としていますが、基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方等は、医師の判断で2回接種となる場合があります。
- 1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を行っていただいて差し支えありません。
料金
区分 | ■ 定期予防接種※1 |
■ 任意予防接種※2 | ||
対象 | 65歳以上の方 | 小学生以上〜64歳の方 | ||
時期 | 令和2年10月1日(木)から | 令和2年10月26日(月)から | ||
料金 | 無料(東京23区 区民の方)
※10月2日追記 |
1回あたり4500円(税込)
(東振協加入の方は以下を参照ください) |
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予診票 |
区より送られてくる予診票に記載して持参ください。 | 印刷してご利用ください。 | ||
※1予防接種法に基づく定期予防接種:
対象の方は、インフルエンザにかかると重症化しやすく、インフルエンザワクチン接種による重症化の予防効果による便益が大きいと考えられるため、定期の予防接種の対象となっています。
※2 60~64歳で下記の条件を満たす方は、予防接種法に基づく定期予防摂取の対象となり、行政からの補助を受けられます。
- 心臓、じん臓若しくは呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方(概ね、身体障害者障害程度等級1級に相当します)
- ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方(概ね、身体障害者障害程度等級1級に相当します)
■ 東振協(東京都総合組合保健施設振興協会)に加入されている方
当院は東京都総合組合保健施設振興協会(東振協)契約医療機関です。ご加入者様の指定利用券をご利用頂けます。
詳しくは、東振協のホームページを参照ください。
インフルエンザワクチンについて
現在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発病を一定程度予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。
特に基礎疾患のある方や高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられており、ワクチンの接種が望まれます。
国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています※1。
現在国内で広く用いられているインフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスA型株(H1N1株とH3N2株の2種類)及びB型株(山形系統株とビクトリア系統株の2種類)のそれぞれを培養して製造されているため、「4価ワクチン」と呼ばれています。
令和2年(2020年)度は、 以下の4株です。
- A/Guangdong-Maonan (広東-茂南) /SWL1536 /2019 (CNIC-1909)(H1N1)
- A/HongKong (香港) /2671/2019 (NIB-121)(H3N2)
- B/Phuket (プーケット) /3073/2013 (山形系統)
- B/Victoria (ビクトリア) /705/2018(BVR-11)(ビクトリア系統)
※1平成11年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」
予防接種を受けることができない方
以下の項目に該当する方は、予防接種を希望されても受けることができませんのでご注意ください。
- 明らかに発熱のある方(37.5℃を超える方)
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 過去にインフルエンザワクチンの接種を受けて、アナフィラキシーを起こしたことがある方。なお、他の医薬品投与を受けてアナフィラキシーを起こした方は、接種を受ける前に医師にその旨を伝えて判断を仰いでください。
- その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方