訪問看護ステーション

訪問看護ステーションとは

地域の「かかりつけ医」としての使命
訪問看護・医療でもう一つの選択肢を

日扇会では以前から、病気や障害を持った人が住みなれた地域で自分らしく過ごせるように、看護師がご自宅に訪問し看護ケアを行ってきましたが、そのサービスをよりきめ細かで充実したものにするため、2023年7月1日に訪問看護ステーションをオープンしました。訪問看護ステーション・病棟・外来の看護師、医師、ケアマネージャーが1つになって、「医療は患者さんのために存在する」という理念に基づいた支援をしています。今回、訪問看護がステーション化してパワーアップしたからこそご提供できる多くの選択肢を持っていると自負しております。

訪問看護ステーションとは

ごあいさつ

当院は、外来・入院・在宅の三本柱で、かかりつけ医として地域医療に貢献することを使命としています。入院医療は、病気を治め退院することが主目的となりますが、特に在宅医療では生活を支えるための医療が主たる目的になります。治療はもとより、増悪させないための予防、生活を支える看護が医療を提供する大前提として必要です。当院は、これまでも訪問看護室として、訪問看護という業務に従事して参りました。その経験から、在宅生活を支える訪問看護の重要性は深く実感してきたところです。
この度、更なる質の向上を目指し、訪問看護室を訪問看護ステーションにステップアップすることに致しました。訪問看護業務としての質を高めるのはもちろん、在宅医療全般の質の向上を目指し、より地域の皆様のお役に立てるよう精進して参ります。どうぞお気軽にご相談下さい。

院長 八辻 賢院長
八辻 賢

同じ病気や障害を持つ人でも一人ひとり生活習慣や家庭環境、考え方は違います。私たちは利用者さんの思いに寄り添い「その人らしさ」を一緒に考えていける訪問看護をしていきたいと思っています。
早期に退院しご自宅で過ごしたい、ご家族で抱え込んでしまいどこに相談したらよいかわからない…など、訪問看護師の介入でご自宅で望まれる生活をおくることや、ご本人・ご家族の心身の負担が減ることが可能な状況にある方がたくさんいらっしゃいます。どんな状態でも、訪問看護としてできるサポートを一緒に考えていきますので、お気軽にご相談ください。

所長
塚原 芽衣

設立の経緯

日扇会では以前から積極的に訪問看護を行ってきましたが、24時間体制でサービスを提供することには限界があり、利用者さんのすべてのご要望に応えきれていないこともありました。そこでよりよい訪問看護ケアを行うため、近い将来のステーション化をめざし、長らく信頼できる人材の確保など準備を進めてまいりました。この度、看護師として豊富な経験を持つ塚原芽衣所長をはじめ現場を安心して任せられる4人の人材をそろえることができ、今回の訪問看護ステーション開設に至りました。
訪問診療および訪問看護は生活の上に成り立つ医療です。医師と看護師それぞれの適任の部分を生かし、タッグを組むことでより深く広い範囲で責任を持って対応していきたいと思います。

各種サービス

日扇会では、医師や訪問看護ステーションの看護師、ケアマネージャー、病棟の看護師が連携を深め、より良い看護ケアをめざしています。多職種がそれぞれの役割を十分に発揮することで、利用者さんとそのご家族が必要とする医療・介護サービスを届け、ご自宅で安心して療養生活が送れるようにお手伝いをしています。

訪問診療

脳血管障害や整形外科的疾患、廃用性症候群、認知症などにより通院が難しい方や寝たきりの方、末期がんなどで自宅療養を希望される方などを対象に、24時間365日体制で、病状の安定を目的とした生活の調整、再発予防などをかかりつけ医として責任を持って行っています。通常自宅では行えないCTや詳細なエコー検査など各種検査なども可能で、緊急時はもちろん必要に応じて当院にて検査入院も可能です。入院中も病態をよく知る主治医が診療にあたりますので安心して治療に専念していただけます。また、訪問リハビリにも対応しています。利用者さんの生活のルールを尊重し、「住みなれた場所で長く暮らし続けていきたい」という思いを支えていくために、ベストな医療と介護の選択をしています。

訪問看護

健康状態のチェックや在宅でのリハビリ、入浴・排泄・食事の介助といった療養生活の支援、在宅酸素や胃ろうなど医療処置や医療機器の管理、がん末期のケアや認知症のケアを中心に、24時間体制で医師と連携し夜間の急変時にも対応しています。いざという時のバックアップをうまく利用することで、できるだけ自宅で長く療養できることをめざしたケアに努めています。
また、入院中でこれから訪問看護を開始するという患者さんについては、退院時に訪問看護ステーションの看護師が、ご自宅の環境などを総合的に判断した上で訪問看護を見据えたご提案をしています。病院で顔を合わせた看護師が自宅に伺うことで、安心して訪問看護をスタートしていただけます。

ケアマネージャー

日扇会では「在宅介護支援センター」を併設しており、6人のケアマネージャーが在籍しています。専門資格を持つケアマネージャーが日常生活でお困りのことを解決するためのケアプランを作成し、医師、訪問看護ステーションの看護師と連携を図り、介護が必要な利用者さんを適切な介護支援へとつなげています。
病院との連携で利用者さんが入院中から病棟の看護師や医療ソーシャルワーカーと協力しサポートすることで、事前に利用者さんの入院中の様子を把握、その後必要となるサービスを適切にご案内できるようにしています。胃ろう処置や緩和ケアが必要な方など、医療依存度が高い方への対応も受け付けていますので、安心してご相談ください。

ご利用者様へ

訪問看護を必要とする方は、病気や年齢的変化に伴い、当たり前だった外出や食事、排せつ、入浴などができなくなった方、不安を感じるようになった方です。独居の方は特に生活が破綻するかもしれないという恐怖に襲われているかもしれません。介護者や配偶者、子供世代にもそれぞれの生活があり、体調の不安などもあることから寄り添う時間もとれないかもしれません。だから我々がいます。
我々には、医療・看護のプロとしての知識と技術、経験があります。様々な問題に医療の目線を有した看護師が入ることで、病気を踏まえて生活を支えることができます。例えば知識面においては適した社会的サポート体制の紹介や、介護の仕方を指導という形で先進の効率的で効果的なやり方をお伝えできます。また実働面では、医療者としての状態観察による異常の早期発見、医師への橋渡しに加えて、誤嚥リスクの高い方への食事介助や痰の吸引、転倒リスクの高い方の入浴介助、服薬管理から在宅酸素投与、胃ろう、中心静脈栄養や各種カテーテルなどの医療機器の管理まで、生活の一部を担い、在宅医療の一翼を担うこともできます。それが看護師だからこそできる訪問看護の魅力です。
在宅療養をしていく上でのご苦労や不安は多々あると思います。そして、皆様の置かれた状況によって在宅療養、施設入所、入院などの選択肢から正解が変わります。それらを踏まえたうえでもう一度在宅療養の可能性を我々日扇会と一緒に考えてみませんか?
実際に行ってみてから方針転換もできますし、状況が変われば考えも変わると思います。大切なのは、都度十分な選択肢を検討したうえで、納得した選択をしていただくということです。どのような選択であれ、納得して出した答えであれば、全力でサポートしていきたいと考えております。我々は、それに資するたくさんの選択肢をご提示でき、サポートできると自負しております。正解は人の数だけあると考えておりますので、まずはお気軽に相談いただければと考えています。

対象エリア

通常の事業の実施地域は、目黒区・世田谷区・大田区・品川区の各区の一部とする。

目黒区 大岡山・柿の木坂・五本木・自由が丘・洗足・鷹番・平町・中根・原町・東が丘・碑文谷・南・緑ヶ丘・目黒本町(4・6丁目)・八雲
世田谷区 奥沢・玉川田園調布(1丁目)・東玉川
大田区 石川町・北千束・南千束

おおむね2km圏内

施設概要

住所 〒152-0031 
東京都目黒区中根2-11-8 スペースA
所長 塚原 芽衣
電話番号 03-6421-1521
FAX 03-6421-1527
事業所番号 1361090499
受付時間 平日・土曜・祝日 9:00~18:00
日曜日 お休み

〒152-0031 東京都目黒区中根2-10-20

受付時間
平日 / 9:00~12:00、14:00~18:30
土曜 / 9:00~12:00
日曜(第1、第3のみ診療) / 9:00~12:00